今日を一言で表すなら「友人に感謝」
伝統芸能の世界に身を置いている私。
舞台公演が間近に迫っており、すぐ後には、師範試験。
毎日、自分の稽古、弟子の稽古、と追いかけられて、最近ピリピリしているなぁと感じている。
早いもので、師匠と決裂してから5年。
その時はショックやったけど、少し前から予感のようなものはあったな。
好きで始めた訳じゃないから、これを機にいっそのことやめてしまおうかと思うた。
でも、弟子を抱えているから、やめられへんかった私。
師匠がいない、師匠とトラブった、ということは、未熟な私にとっては活動範囲が制限される。
苦しい想いを抱えてる時、同じ楽器を勉強する友人たちとの交流が始まり、
「もっと楽しんだらええんちゃう?」
と言われ、背中を押されたような気がした。
師匠とのトラブった事も正直に話し、
「そんなら師範試験の推薦印は、私が押すから心配するな」
と励まされ、支えてもらった。
師匠とトラブった人間に、推薦印押すのは、かなりのリスクがあったと思う。
伝統芸能の世界では、師匠が言うのが絶対やから。
でも、私を信じてくれて、書類に推薦印を押してもらい、師範試験挑戦というところまで来たのだ!
そして今日、友人宅の稽古場をお借りして、もう1人の友人と3人で、師範試験課題曲の稽古をした。
一緒に演奏する事で、それぞれの表現の違いが見えてくる。
音の取り方、間の取り方、一つずつ丁寧に見ていくと学ぶ事はまだまだ多い。
一通り終わったあと、彼らからアドバイスももらった。
そして、私が疑問に思っていた部分について、意見を聞く事が出来た。
師匠が居れば、何という事もないねんけど、師匠の居ない私にとって、友人からのアドバイスはとてもありがたいもの。
二人とも忙しい中、このような機会を作ってくれて、感謝!感謝!
試験当日も、付き添いしてくれるって言うてもらえたし(笑)
免許があったからと言って、特別な何かになるわけではないけれど、自分が潰されないようにこの世界で活動していくためには、必須!
結局、好きじゃないと言っておきながら、続けていくねんな、私(笑)
試験まで残り時間は決して多くはないけど、もっともっと勉強して、試験に合格したい。
頑張れ、私!